【中小企業向け】invox電子帳簿保存の評判は?料金もIT×経営コンサルが解説

ペーパーレス化を進めたいが、どのシステムを選べばよいか分からない」
「法改正への対応をスムーズに進め、税務調査などのリスクを最小限に抑えたい」

中小企業の経営者にとって、効率的な経理運営と電子帳簿保存法への対応は重要な課題です。特に、リモートワークの拡大やデジタル化の流れの中で、適切なツール選びは経営判断に直結します。

本記事では、こうした潜在的な悩みを抱える経営者の方々に向けて、「invox電子帳簿保存」の評判や料金プランを詳しく解説します。経営効率化のプロであるIT×経営コンサルの視点を交え、選ぶべき理由や導入時の注意点についても分かりやすくお伝えします。

ITデザイナー

読了後には、自社に適した帳簿保存システムの導入イメージがより具体的になるでしょう。

目次

invox電子帳簿保存の基本情報

invox電子帳簿保存の基本情報
引用:invox電子帳簿保存

まずは、invox電子帳簿保存の、サービスや料金などの基本情報を見ていきましょう。

会社名株式会社invox
料金プラン・ミニマム:月額1,980円(税抜)
・ベーシック:月額9,800円(税抜)
・プロフェッショナル:月額29,800円(税抜)
サービス概要請求書や契約書、領収書などの国税関係書類を自動でデータ化し、電子保存するシステム
主な機能・請求書、見積書などのデータ化
・検索機能
・訂正・削除履歴管理
・タイムスタンプ
対象ユーザー・中小企業から大企業まで幅広いユーザーに対応
・経理業務が少人数で行われている企業
・文書管理に手間がかかっている企業
・リモートワークの導入を進めている企業
公式サイトhttps://invox.jp/storage/

データ化や検索機能、編集履歴の管理といった豊富な機能が備わっており、中小企業から大企業まで幅広いユーザーに対応可能です。リモートワークの導入を進める企業や、短時間で効率的に業務を行いたい方にも適したサービスといえるでしょう。

invox電子帳簿保存の料金プラン

invox電子帳簿保存の料金プラン

invoxの料金プランは、企業規模や利用目的に応じて3つのプランを用意しています。セルフでのデータ化からAI OCR、専門オペレータによる入力代行まで、ニーズに合わせて選択可能です。

スクロールできます
ミニマムスタンダードプロフェッショナル
初期費用なし
月額基本料金1,980円(税抜)9,800円(税抜)29,800円(税抜)
データ化料金
(1件当たり)
セルフ:0円
AI OCR:20円
セルフ:0円
AI OCR:20円
オペレータ:100円
セルフ:0円
AI OCR:20円
オペレータ:100円
保管料金100万件まで基本料金に含む
※超過分は100万件ごとに月額税抜10,000円で追加可能

データ化方法も自社で行うセルフプランから、AI OCRやオペレータによる入力代行まで選択できるため、企業の運用体制や予算に応じて最適なプランを選ぶことができます。

また、基本料金に100万件までの保存料金が含まれている点は、多くの企業にとって使いやすい特徴といえるでしょう。

無料トライアルも実施されており、気軽にお試ししてみたい方にも優しい設計です。

invox電子帳簿保存の強み

invox電子帳簿保存の強み

invox電子帳簿保存は、企業の文書管理を効率化するために設計された多機能なシステムです。書類のデータ化から保存、セキュリティ対策まで、幅広い業務に対応可能な点が評価されています。ここでは、invoxの5つの強みについて詳しく解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

高精度でデータ化できる

invox電子帳簿保存は、AI OCR技術とオペレーター確認を組み合わせることで、99.9%以上の高精度なデータ化を実現しています。請求書や領収書などの紙文書をスキャンするだけで、金額や日付、取引先名などの重要な情報を正確に抽出・データ化。

手入力に比べてエラーが大幅に減りるため、業務の効率化と正確性の向上を同時に達成できるでしょう。

多様な書類形式と取り込み方法に対応

invox電子帳簿保存は、PDFや画像データの直接アップロード、専用メールアドレスへの送信、クラウドストレージとの連携といった多様な取り込み方法を提供しています。

これにより、企業の既存の業務フローを大きく変更する必要がなく、スムーズに電子帳簿保存法への対応が可能です。

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さまざまな書類形式に対応しているため、大量の書類を効率的に管理することができます。

コストパフォーマンスが高い

初期費用が無料で、月額1,980円(税抜)から利用可能なinvox電子帳簿保存は、業界でも最安水準の価格設定となっています。

無料トライアルを実施していたり、2サービス分の月額基本料金でシリーズ4サービスを利用できるお得なパック料金も提供されているので、上手に活用してみましょう。

強固なセキュリティ

invox電子帳簿保存は、情報セキュリティ管理の国際規格「JIS Q 27001:2014(ISO/IEC27001:2013)」を取得しており、セキュリティ対策が万全です。この体制により、機密情報を扱う企業でも安心して利用できる環境が整っています。

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クラウド型のシステムでありながら高度なセキュリティを備えているので、リモートワーク環境にも最適です。

invox電子帳簿保存の評判

invox電子帳簿保存には、良い評判と改善を求める声の両方が寄せられています。ここでは、ユーザーの具体的な意見をもとに、invox電子帳簿保存の評価を詳しく見ていきましょう。

invox電子帳簿保存の良い評判

実際にinvoxを導入している企業や、レビューサイトなどで多くのユーザーから寄せられた評価を見ると、以下のような好意的な意見が目立ちます。

  • コストパフォーマンスが高く導入しやすい
  • 多様な書類形式と取り込み方法に対応できる
  • 高精度なデータ化で手入力の手間が省ける
  • 直感的な操作で業務が効率化できる

これらの評判からもわかるように、invox電子帳簿保存は、コストの安さや機能の充実度、操作のしやすさが特に高く評価されているシステムです。

「価格以上の価値がある」
「手間が減り、業務効率が大幅に向上した」

といった声も多く、初心者から経験豊富な経理担当者まで幅広く支持されていることがうかがえます。

invox電子帳簿保存の悪い評判

invoxのシステムは多くのユーザーから好評を得ていますが、一部のユーザーからは改善を望む声も寄せられています。以下が主な指摘事項です。

  • 書類のアップロード手順が煩雑
  • 検索条件の保存機能がない
  • タブレット・スマホでの対応ブラウザが限定的
  • 特定の書式に対応できない場合がある

これらの評価から、AIによる読み取り精度の向上や操作性の改善を望む声が目立ちました。

「英語の日付や特定の書式の請求書を正確に読み取れない」
「確認画面で何度もクリックする必要があり手間」

といった具体的な指摘も見受けられました。

invox電子帳簿保存を選ぶ際の注意点

invox電子帳簿保存を選ぶ際の注意点

invox電子帳簿保存は、多くの企業で活用されている一方で、導入や運用において注意すべき点もいくつか挙げられています。以下では、特に重要とされるポイントについて詳しく説明します。

それでは、それぞれの注意点について具体的に見ていきましょう。

AI-OCRの読み取り精度に限界がある

invox電子帳簿保存のAI-OCR機能は、高い精度で書類をデータ化できる一方で、複雑なレイアウトや手書き文字が含まれる場合には精度が低下することがあります。

このため、正確に読み取れなかった情報を手動で修正する必要が生じるケースもあります。特に特殊な書式や不規則な配置の書類を多く取り扱う業種では、この点を事前に把握しておくことが大切です。

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導入前には、自社で使用している書類がAI-OCRで適切に処理できそうか確認することで、運用後の手間を軽減できるでしょう。

初期設定に専門的な知識が必要

invox電子帳簿保存を導入する際には、電子帳簿保存法の要件を満たすために、タイムスタンプの付与やアクセス権限の設定、データの保存方法などの初期設定が必要になります。

これらの設定が不適切だと、法令違反となるリスクがあるため、専門的な知識を持つ担当者のサポートを受けることが望ましいでしょう。

初期設定には法令の詳細な理解が必要となる場合もあり、事前に準備を整えた上でスムーズに進めることが重要です。

invox電子帳簿保存に関するよくある質問

invox電子帳簿保存に関するよくある質問

電子帳簿保存法でタイムスタンプは必須ですか?

電子帳簿保存法では、タイムスタンプの付与は必須ではありません。電子取引データやスキャナ保存において、以下のいずれかの方法でデータの真実性を確保することが求められます。

  • タイムスタンプの付与:電子データにタイムスタンプを付与することで、データの改ざん防止を図ります。
  • 訂正・削除の履歴が確認できるシステムの利用:データの訂正や削除の履歴を確認できるシステムを使用することで、タイムスタンプの代替とすることが可能です。
  • 事務処理規程の整備と運用:データの訂正・削除に関する事務処理規程を定め、その規程に沿った運用を行うことで、真実性を担保できます。

したがって、タイムスタンプを付与しなくても、他の手段で真実性を確保できれば問題ありません

Invox電子帳簿保存のIT導入補助金はいくらですか?

invox電子帳簿保存は、「IT導入補助金2024」の通常枠の補助金対象ITツールとして認定されています。

これにより、中小企業・小規模事業者が新たにinvox電子帳簿保存を導入する際、最大2年間分の導入費用に対して、最大1/2の補助金を受け取ることが可能です。

詳しくは、こちらの公式ページをご参照ください。

Invox電子帳簿保存の初期費用はいくらですか?

nvox電子帳簿保存の初期費用は無料で提供されています。ただし、導入時の設定やカスタマイズに関しては、専門的な知識が必要となる場合があり、その際には別途サポート費用が発生する可能性があります。 

電子帳簿保存を行わないとどうなる?

電子帳簿保存法に基づき、電子取引情報を適切に保存しない場合、税務調査時に必要な書類を提出できず、過少申告加算税や重加算税などのペナルティが課される可能性があります。

今回紹介しているinvox電子帳簿保存は電子帳簿保存法の要件に対応しており、電子取引情報やスキャナ保存制度の要件を満たす形でデータを保存することが可能です。

まとめ:invox電子帳簿保存で経理業務を効率化しよう!

まとめ:invox電子帳簿保存で経理業務を効率化しよう!

invox電子帳簿保存は、中小企業の経理業務を効率化し、電子帳簿保存法への対応をサポートする頼れるシステムです。

高精度なデータ化や多様な取り込み方法、強固なセキュリティが評価される一方で、手間のかかる設定や特殊書式への対応など注意点もあります。

しかし、コストパフォーマンスの高さや初心者にも使いやすい設計から、多くの企業にとって有力な選択肢となるでしょう。

経理業務の手間を軽減し、本業に集中できる環境を整える第一歩として、無料トライアルでその実力を確かめてみてはいかがでしょうか。

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