【中小企業向け】invox受取請求書の口コミや評判は?詳しい料金もIT×経営コンサルが解説

「経理の残業を減らして働き方改革を進めたい」
「取引先との請求書のやり取りを、もっとスムーズにしたい」

このような悩みを解決できるのが、中小企業の経理業務を効率化するクラウド型請求書管理システム「invox受取請求書」です。

この記事では、invox受取請求書の基本情報から料金プラン、導入メリット、ユーザーの評判までを、ITストラテジスト兼中小企業診断士の現役コンサルタントが詳しく解説します。

ITデザイナー

私が知る請求書受領システムのなかで、一番優秀かつ高コスパでおすすめのサービスです。

目次

invox受取請求書の基本情報

invox受取請求書の基本情報
引用:invox受取請求書

invox受取請求書は、請求書の受取や管理を効率化するクラウド型システムです。AI-OCR機能を使って、1件あたり10秒程度でデータ化が可能です。以下に、基本情報をまとめました。

スクロールできます
会社名株式会社invox
料金プラン・ミニマムプラン:月額980円
・ベーシックプラン:月額9,800円
・プロフェッショナルプラン:月額29,800円
・無料トライアルあり(10件まで)
サービス概要請求書の受取からデータ化、支払、計上業務までを自動化するクラウド型の請求書管理システム
主な機能・請求書の自動データ化
・インボイス制度と電子帳簿保存法への対応
対象ユーザー中小企業から大企業まで幅広く利用可能
公式サイトhttps://invox.jp/

月額980円(税抜)からのプラン設定と無料トライアルがあり、導入のハードルが低いシステムであることがうかがえます。

また、請求書の自動データ化や電子帳簿保存法への対応など、請求書の受取に関して業務効率化に必要な機能が揃っています。詳しい機能については、記事の中盤で紹介します。

invox受取請求書の料金プラン

invox受取請求書の料金プラン
スクロールできます
ミニマムベーシックプロフェッショナル
初期費用0円
月額基本料金(税抜)980円9,800円29,800円
データ処理料金オペレータ確認なし:50円/オペレータ確認あり:100円
利用人数無制限

オペレータ確認(invoxによる入力確認)は19時までの依頼が当日受付となり、19時以降の依頼は翌営業日の受付となります。19時以降に急ぎでデータ化する必要がある場合には、オペレータ確認を使わず目視でのダブルチェックが必要です。

なお、無料トライアルでは、請求書の自動データ化を10件まで無料でお試しできます。

なお、各プランの機能は以下のとおりです。

ミニマムプラン
  • 振込データ生成(全銀フォーマット)
  • 請求データ生成(標準フォーマット)
  • 部門・プロジェクト管理
  • 請求データに部門・プロジェクト情報を付加し仕訳の条件等として利用できます。
  • チャット・メールサポート
  • オンライン会議

基本的な振込データ生成や請求データ生成のみで十分という企業に適しているのがミニマムプランです。

ベーシックプラン
  • ミニマムプランの内容
  • 仕訳データ生成
  • 購買申請
  • 申請・承認ワークフロー
  • タイムスタンプ
  • 指定箇所の読み取り

ベーシックプランは、基本機能に加えて仕訳データ生成や承認ワークフローなど、中程度の機能が必要な企業に最適です。

プロフェッショナルプラン
  • ミニマル・ベーシックプランの内容
  • API
  • オペレータ確認ありのデータ化時間短縮
  • 2ページ目以降の請求明細を追加料金なしでデータ化
  • 拡張項目設定

APIによる連携や高度なカスタマイズ機能、大量処理が必要な場合には、プロフェッショナルプランを選びましょう。

invox受取請求書の強み

invox受取請求書の強み

invox受取請求書が選ばれる理由は、コスト面と機能面の両方で優位性があるからです。広告費を抑えた分を料金とサービス品質に還元する戦略により、高機能でありながら低価格を実現しています。

以下で具体的な強みを解説します。

広告をほとんど使わないから利用料が安い

多くのクラウドサービスは、認知度を高めるためにネット広告やテレビCMなどの広告宣伝費に多額の投資をしています。一方、invoxは広告費をほとんどかけずに、その分をサービスの品質向上と料金の低価格化に還元する戦略を取っています。

ITデザイナー

高品質なサービスでありながら、月額980円からという競争力のある料金設定を実現できるのは、広告をほとんど使っていないからだそうです。

紙をスキャンしたデータを読み取る精度が高い

紙をスキャンしたデータを読み取る精度が高い

invox受取請求書のAI-OCR読み取り精度は特に高く、手動での修正作業がほとんど必要ありません

ITデザイナー

個人的には、類似サービスの「マネーフォワードクラウド債務支払」よりもかなり精度が高いと感じています。

ただし、手書きの請求書など、状況によっては可読性が低下する場合もあるため、完全な自動化には一定の限界があります。そのような場合には、1件50円のオペレータ確認サービスを利用することで、より確実なデータ化が可能です。

なお、サービスでうたわれている「99.9%精度保証」は、このオペレータ確認サービスを含む場合の数値となっています。AI-OCRのみの利用時はこの限りではありません。

PDFデータであればinvoxに請求書を直接送ってもらえる

invoxは取引先が直接請求書データをアップロードできる専用ページを提供しています。

メールで請求書のPDFデータを受領する場合、セキュリティの関係で圧縮やパスワードの付与が必要になり、請求書をそこから取り出してをシステムに格納するまでに手間がかかります。

取引先がinvoxに直接格納できれば、データ取り出しの手間がなくなる上に、システムへの格納忘れもなくなり一石二鳥です。

ITデザイナー

PDFでの請求書発行が可能な取引先には、直接格納を依頼してみましょう。

参考:専用ページによる請求書アップロード設定

Googleドライブ連携 できる

専用のGoogleアカウントを作成し、Googleドライブに設定を行うだけで、Googleドライブ上にアップロードされた請求書が自動的にinvoxに取り込まれる仕組みがあります。

請求書のアップロードからデータ化までの作業を省力化できるので、経理担当の負荷をその分減らすことが可能です。

参考:Googleドライブ連携による請求書の取り込み設定-invox

対応スキャナを使うと、スキャンだけでinvoxにアップロードできる

特定のスキャナを使用することで、スキャンした請求書を直接invoxにアップロードできます

通常は、スキャンしたデータが会社のファイルサーバーに入り、そこからデータをinvoxに移動させる手間がかかりますが、特定のスキャナを使用すると直接アップロードすることが可能になり、省力化につながります。

具体的な対応スキャナについては、以下のページをご覧ください。

参考:推奨スキャナによる請求書のアップロード

invox受取請求書の評判

invox受取請求書の評判

実際の導入企業からの評価を見ることで、invox受取請求書の実力がよりよく理解できます。肯定的な評価が多い一方で、いくつかの課題も指摘されているので、両面から詳しく見ていきましょう。

invox受取請求書の良い評判

invoxは、多くのユーザーから高い評価を受けている請求書管理システムです。特に、業務効率化や電子帳簿保存法対応の面で、導入企業から好評の声が寄せられています。

  • 紙の請求書を回覧する必要がなくなった
  • 電子帳簿保存法に簡単に対応できた
  • 不明点があるとすぐにチャットで問い合わせができる
  • 他のサービスと比べて安価
  • AI-OCR(内容の読み取り機能)の精度が高い

具体的には、

「紙の請求書を社内で回覧していたが、invox導入後は外出先からでも確認できるようになり、業務短縮につながった」

「紙での仕訳計上が基本だったため在宅勤務が難しかったが、invox導入後は勤務の幅が広がった」

このように、業務改革につながったという評価もあるようです。

invox受取請求書の悪い評判

invoxは多くのメリットがある一方で、いくつかの課題も指摘されています。

  • SMILEとの連携が難しく、時間がかかった
  • 自動で名称不明として登録されることがある
  • 会計ソフトとの仕訳に相違が生じることがある

また、

「事前登録に手間がかかり、請求書の書式が少しでも異なると別物として認識されることがある」

「仕訳が2行以上の時に消費税額が自動的に反映され、会計ソフトとの仕訳に相違が生じることがあった」

といった、システムの細かな動作に関する課題もあるようです。

invox受取請求書を選ぶ際の注意点

invox受取請求書を選ぶ際の注意点

invox受取請求書が謳う「精度99.9%保証」は、オペレータによる確認を利用した場合の数値です。AI-OCRのみを使用する場合は、この精度保証の対象外となります。

データ化にかかる時間は、オペレータ確認ありの場合で数時間〜3営業日、AI-OCRのみの場合は10秒前後となります。導入を検討する際は、必要な精度と処理時間を考慮してプランを選択することが重要です。

参考:請求書をAI OCRとオペレータ確認を組み合わせて正確にデータ化するinvoxの仕組み-invox

invox受取請求書の導入事例

invox受取請求書の導入事例

公式サイトより、中小企業のinvox受取請求書導入事例を抜粋。

学校法人追手門学院

学校法人追手門学院
引用:学校法人追手門学院

2025年の新キャンパス移転に伴う書類保管スペースの制約と、頻繁な監査対応の効率化を目指してinvox受取請求書を導入。既存の証憑スキャンフローを活かせる柔軟性と使いやすさが決め手となり、導入4カ月で3,800枚の請求書処理のうち500枚を子会社が直接アップロード可能になりました。

窓口への書類持参が不要になり、提出書類の検索も容易になるなど、経理部門と申請部署双方の業務効率化を実現しています。

QO株式会社(旧株式会社H.M.マーケティングリサーチ)

QO株式会社(旧株式会社H.M.マーケティングリサーチ)
引用:QO株式会社

コロナ禍でDX推進を加速する必要に迫られましたが、業務フロー刷新の負担が課題でした。そこで一般業務である経理部門の請求処理からDXに着手することを決定し、invoxを導入。

初期設定は若干難航したものの、充実したサポート体制により、支払処理工数は約10分の1、未払計上工数も約半減を実現。人手でのチェック作業も削減され、データの正確性も向上しました。今後は経費精算や請求書発行、さらには本業のリサーチ業務のデジタル化も視野に、段階的なDX推進を目指しています。

株式会社ブロードリーフ

株式会社ブロードリーフ
引用:株式会社ブロードリーフ

全国の営業所での会計処理におけるコストと業務負荷が課題となり、コロナ禍での出社制限も重なってペーパーレス化が急務でした。invox選定の決め手は、部門情報の付与機能、高い仕訳適合率、ワークフロー機能に加え、シンプルな画面設計とAI OCRによる高精度なデータ化。段階的な導入により現場からも好評を得ています。

導入後は仕訳の7-8割が自動化され、月次請求処理が1営業日短縮。請求書情報の一元管理により検索時間も削減され、現場と経理部門の双方で業務効率化を実現しました。

invox受取請求書に関するよくある質問

invox受取請求書に関するよくある質問

invoxにはどのようなサポートがある?

invoxにはどのようなサポートがある?
引用:invox受取請求書 クイックスタート-invox受取請求書

画面右上の「ヘルプ」ボタンから、以下のサポートに飛ぶことができます。

  • ヘルプ検索機能で操作方法を確認
  • チャットでの質問対応
  • 導入担当者との個別相談(予約制)

操作方法など不明点があれば、いつでも気軽にヘルプ機能を活用できます。

マニュアルはどこから確認できる?

マニュアルはどこから確認できる?
引用:ヘルプセンター

invoxのヘルプセンターには3種類のマニュアルが用意されており、それぞれ以下から確認することができます。詳しい手順なども掲載されているので、疑問を解決しやすいでしょう。

まとめ

まとめ

invox受取請求書は、月額980円からという低価格でありながら、高精度なAI-OCRやクラウド管理機能を備えた請求書管理システムです。Googleドライブ連携やスキャナー連携により、請求書のアップロードも効率化できます。

経理担当者の負担軽減、経理業務のDXを推進したいなら、検討する価値があるサービスといえるでしょう。

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