「日々の経理業務に追われて肝心の本業に集中する時間が取れず、月末は毎回残業続き…」
そんな経験はありませんか?
特に中小企業では、経理担当の人手が足りず、経営者自ら帳簿付けや請求書処理に追われてしまうことも珍しくありません。

そんな経理負担を解消するカギとなるのが、経理アウトソーシングです!
この記事では、厳選した経理アウトソーシング10選と、その選び方を分かりやすく紹介します。
経理アウトソーシングとは?





そもそも、「経理アウトソーシング」って何?



ひとことで言うと、自社の経理業務を外部の会社が代わりにやってくれるサービスです。
本業に力を注ぎたいのに、月末にはレシートや請求書の整理に追われてばかり……そんな経理の悩みを一気に解消してくれるのが「経理アウトソーシング」です。
会社の経理業務を外部の専門業者に任せることで、人件費を含むコストと時間を大幅に削減できます。
実際、導入後に経理担当の負担が半減し、経理費用を10%以上カットできた事例も。
では具体的にどのような仕組みで、なぜ中小企業で注目されているのかを見ていきましょう。
経理アウトソーシングの基本的な仕組み
経理アウトソーシングでは、外部の専門会社が自社の経理業務を代行します。
たとえば、以下のような作業を、必要な範囲だけ委託できるのが特徴です。
- 仕訳入力
- 請求書処理
- 給与計算
多くの場合、領収書や請求書のスキャンデータを渡すだけで、アウトソーシング先が処理を進めます。
担当するのは経理の知識や経験を積んだ専門スタッフなので、ミスを減らせるだけでなく、最新の制度や法改正にもスムーズに対応してくれます。



セキュリティ面では、契約時に機密保持契約を結ぶのが一般的です。個人情報などの機密データも安心して預けられますよ。
なぜ中小企業で注目されているのか
中小企業が経理アウトソーシングを導入する最大の理由は、人材不足や属人化のリスクを減らせるからです。
経営者や総務担当が経理を兼任している会社は、月末や決算期に業務が集中し、残業が増えるケースが目立ちます。
外部に委託すれば、その部分を専門家に任せることができるため、社内のスタッフは営業や開発といった本来の業務に専念できるようになります。
必要な業務量だけ料金が発生するため、人件費の削減につながりやすいのも魅力です。
中小企業が経理アウトソーシングを導入するメリット


中小企業の多くは、経理担当者の人手不足やコスト負担など、さまざまな課題を抱えています。



そこで注目されているのが、経理業務を専門会社に委託する「経理アウトソーシング」です。
ここでは、その導入メリットを簡潔にまとめました。
メリット①人材不足と属人化の解消
経理の専門知識を持つ人材を社内で確保するのは難しい場合が多く、1人に業務が集中しがちです。
アウトソーシングを導入すれば、担当者が急に退職しても業務が止まらないため、属人化や引き継ぎトラブルを大幅に減らせます。
メリット②コスト削減と業務効率アップ
正社員を1人雇うと給料や社会保険料などがかかりますが、アウトソーシングなら必要な作業に応じて支払うだけで済みます。



たとえば月200件ほどの仕訳なら、2~3万円程度がひとつの目安です。



社員を雇うよりコスト効率がいいですね!
社内で経理作業に割いていた時間が減るため、本業に集中しやすくなり、結果として売上アップや残業削減にもつながります。
メリット③法改正への対応や専門知識の活用
経理関連のルールや税制は、インボイス制度をはじめ頻繁に変更されます。
経理のプロに任せておけば、最新情報を踏まえた処理を行ってくれるので、面倒な法改正対応に追われずに済むでしょう。
税理士や公認会計士が在籍するアウトソーシング会社なら、複雑な税務相談をまとめて頼めることもあります。
経理アウトソーシングのデメリットと注意点





経理業務をアウトソーシングするのにメリットがあるのはわかったけど、デメリットや注意点もあるんじゃないの…?



お気づきのとおり、アウトソーシングする際に気を付けておくべき点もあります…。ここでは実際に起こりがちなデメリットを説明していきます。
デメリット①社内にノウハウが蓄積されにくい
アウトソーシングに頼りきりだと、仕訳や税務対応などの知識が社内に残りづらくなります。
たとえば、税制が変わった際に「どう対応すればいいのか分からない」という状態に陥る可能性があります。
契約終了や担当者交代に備え、最低限のマニュアルを整備しておくと安心です。
デメリット②委託先との連絡がスムーズにいかない
外部スタッフとは顔を合わせる機会が限られるため、小さな変更や確認事項が伝わりにくいことがあります。
たとえば、取引先の支払方法が変わったのに、委託先に伝え忘れて処理ミスが起きるケースです。



こうした行き違いを防ぐために、メールやチャットツールを使ってこまめに情報共有するのが大切です!



社内外の情報共有ルールを作っておいた方がよさそうですね。
注意点:費用面の確認と契約トラブル回避策
「最初の見積もりより費用が高くなった」という事態は珍しくありません。
仕訳数が増えたり、想定外の業務が追加されたりすると、追加料金が発生することがあります。
契約前には作業範囲と料金体系を細かく確認し、スポットで依頼が増える場合の費用も把握しておきましょう。途中解約のペナルティやサポート範囲なども事前に確かめ、納得してから契約を結ぶのが大切です。
経理アウトソーシングを失敗しないための導入ステップ





メリットとデメリットは理解した上で、やはり導入を検討してみたいです。具体的にどんな手順で経理アウトソーシングを行えばいいですか?



間違った手順で進めると、費用ばかりかさんだり、作業フローが混乱するおそれがあります。これから説明する3ステップで進めましょう!
まずは、自社で行っている経理業務をすべてリストアップし、「外部に任せる部分」と「社内で継続する部分」を分けます。
たとえば、日常の仕訳入力や請求書発行はアウトソーシングし、最終的な承認は経営者が行うなど、役割分担をはっきりさせることで業務の漏れや重複を防ぎやすくなります。
アウトソーシング会社はそれぞれ料金プランが異なり、月額固定型や取引件数に応じた従量課金型などがあります。
自社の取引量や繁忙期の変動を考慮し、どのプランが最適か検討しましょう。
サポート体制も重要で、質問の回答スピードや、決算期・税制改正の対応範囲などを比較してから契約すると、後々のトラブルを減らせます。
いきなり経理のすべてを外注せず、最初は一部業務だけアウトソーシングして様子を見る段階導入がおすすめです。
社内と委託先の連携方法や連絡頻度をあらかじめ決めておくと、情報の共有ミスが起きにくくなります。
定期的な打ち合わせやチャットでのやり取りを習慣化し、お互いの作業状況が常に把握できるようにしておきましょう。
中小企業向け経理アウトソーシング10選





じゃあ具体的に、中小企業はどの経理アウトソーシングサービスを利用すればいいですか?



10個の中小企業向けサービスを紹介するので、貴社の目的や予算に合ったサービスを選択してください!
- コストを抑えたい中小企業の強い味方【TOKYO経理サポート】
- ITツール活用で経理を丸ごとデジタル化【Remoba経理】
- 無料トライアルやスポット契約もOK【i-STAFF】
- 会計事務所運営の専門家サポートを受けられる【つばさ会計事務所】
- 幅広い業務をワンストップで丸ごとお任せ【FOC経理アウトソーシング】
- 給与計算と年末調整ならお任せ【MHCトリプルウィン】
- 英語経理や海外対応に強い【サンライズ・アカウンティング・インターナショナル】
- チャットで気軽に相談できる安心サポート【オンラインアシスタント「フジ子さん」】
- 累計2,000社超の実績を誇るプロ集団【CSアカウンティング】
- 大手グループの信頼感と充実サポート【NTTビジネスアソシエ 東日本】
【TOKYO経理サポート】コストを抑えたい中小企業の強い味方


月額1万円から記帳代行を頼めるため、経理コストを最小限に抑えたい中小企業にぴったり。
仕訳数が増えても1件あたりの追加料金がリーズナブルなので、取引量が多くても安心して依頼できます。日々の経理だけでなく、給与計算や決算処理など幅広くサポートしてくれるのも魅力です。
最低月額料金 | 10,000円~ |
---|---|
主な業務範囲 | 記帳代行 請求書管理 給与計算 決算対応 |
【Remoba経理】ITツール活用で経理を丸ごとデジタル化


クラウド会計やSaaS連携に強みを持ち、システムを活かしたスピーディーな経理処理が可能です。
売上・支払管理から経費精算、決算補助まで一括で依頼できるため、総合的にバックオフィスを省力化できます。IT連携の導入や運用サポートも受けられるので、クラウド経理を検討中の企業に最適です。
最低月額料金 | 180,000円~ |
---|---|
主な業務範囲 | 記帳・仕訳入力 売上管理 支払管理 経費精算 決算補助 |
【i-STAFF】無料トライアルやスポット契約もOK


オンライン経理代行の先駆けとして実績を積んできたサービスで、無料トライアルや返金保証制度を用意しています。
採用率1%の厳選スタッフが対応し、記帳代行から振込処理まで幅広い業務をお任せ可能。ベーシックプランは月額10万円程度から利用でき、質を確かめながら段階的に依頼範囲を拡大したい企業に適しています。
最低月額料金 | 102,300円~ |
---|---|
主な業務範囲 | 記帳代行 帳簿管理 振込処理 経費精算 など |
【つばさ会計事務所】会計事務所運営の専門家サポートを受けられる


会計事務所が運営しているので、税務や決算などもまとめて相談できる安心感があります。
オンライン対応から定期訪問まで選べるため、企業ごとのニーズに合わせやすいです。経理のプロが最新の税制にも対応してくれるので、法改正に追われがちな中小企業でもスムーズに運用できます。
最低月額料金 | 要問合せ |
---|---|
主な業務範囲 | 記帳代行 決算・税務対応 給与計算 経費精算 |
【FOC経理アウトソーシング】幅広い業務をワンストップで丸ごとお任せ


公認会計士や経験豊富な経理スタッフが在籍し、日次の仕訳入力から月次決算、買掛金・売掛金管理まで一括サポートします。
専属チームを組んで対応してくれるため、連絡ミスが少なく安心感があるのもポイントです。案件ごとのオーダーメイド見積もりで、自社に合ったサービスを選びやすいのが強みです。
最低月額料金 | 50,000円~ |
---|---|
主な業務範囲 | 仕訳入力、売掛金・買掛金管理、月次決算、経費精算、年末調整など |
【MHCトリプルウィン】給与計算と年末調整ならお任せ


給与計算BPOに特化しているため、煩雑な年末調整や勤怠管理も含めてスムーズに対応してくれます。
ミスを防ぐダブルチェック体制や自動化ツール(RPA)を導入しており、月々の人事・労務コストを大幅に削減できるのが魅力です。バックオフィス全体の効率化を狙う企業にもおすすめです。
最低月額料金 | 要問合せ |
---|---|
主な業務範囲 | 給与計算 勤怠管理 年末調整 社会保険手続き など |
【サンライズ・アカウンティング・インターナショナル】英語経理や海外対応に強い


外資系企業や海外支店を持つ企業の支援実績が豊富で、英語ベースの経理処理にも精通しています。
連結決算や国際会計基準への対応が必要な企業でも頼れるノウハウを持っており、国際ビジネスを展開する中小企業にとって心強いパートナーです。担当者のレベルも高く、正確性とスピードを両立しています。
最低月額料金 | 要問合せ |
---|---|
主な業務範囲 | 英語経理 連結決算 月次決算 税務申告サポート など |
【オンラインアシスタント「フジ子さん」】チャットで気軽に相談できる安心サポート


経理に限らずバックオフィス全般をオンラインでカバーしてくれるアシスタントサービスです。チャットやビデオ会議で日々の業務を確認しながら進めるため、修正依頼や作業追加にも柔軟に対応できます。
最短1ヶ月単位で契約できるプランもあるので、期間限定やスポットで経理代行を依頼したい企業にも向いています。
最低月額料金 | 51,700円~ |
---|---|
主な業務範囲 | 記帳代行 請求書発行 総務・人事代行 庶務 など |
【CSアカウンティング】累計2,000社超の実績を誇るプロ集団


公認会計士や税理士、社労士など多数の専門家が在籍しており、経理・税務から社会保険関連まで一括で任せられます。
大手企業や上場企業の実績も豊富で、高度な経理ニーズにも対応できる点が強みです。実務レベルで悩みやすい会計処理のミスや不備をしっかりカバーしてくれる安心感があります。
最低月額料金 | 要問合せ |
---|---|
主な業務範囲 | 記帳代行 決算・税務 給与計算 社会保険手続き など |
【NTTビジネスアソシエ 東日本】大手グループの信頼感と充実サポート


NTTグループ運営の経理アウトソーシングで、日々の記帳や月次決算、年末調整まであらゆる経理処理をカバーします。
契約内容を柔軟にカスタマイズでき、訪問型・オンライン型など企業の事情に合わせた対応が可能です。大手グループならではの安定感を重視する企業や、長期的に安心して任せたい場合におすすめです。
最低月額料金 | 要問合せ |
---|---|
主な業務範囲 | 記帳代行、月次決算、年末調整、支払・請求管理など |
まとめ


経理アウトソーシングは、コスト削減や業務効率化を目指す中小企業にとって強力な手段です。自社の経理業務をしっかり洗い出し、適切なサービスを比較検討しながら導入範囲を見極めることで、必要な部分だけをプロに任せることができます。
「経理に時間を取られて本業に集中できない」と感じているなら、一度アウトソーシングを検討してみる価値は十分あります。



今回ご紹介したポイントを参考に、まずは少しずつ外注を始めるところから試してみてはいかがでしょうか。
年末調整代行サービスが気になる方はこちら↓


経理DXってどう進めるの?という方はこちら↓

