「経費精算に手間がかかりすぎる…」
「紙の領収書の管理がたいへん…」
領収書の整理や手入力作業、承認フローの遅れなど、煩雑な業務が負担になっている企業も多いでしょう。Money Forwardクラウド経費は、こうした課題を解消し、業務効率化をサポートするクラウド型システムです。
本記事では、料金プランや特長、導入時の注意点を、IT×経営コンサルがわかりやすく解説します。
1ヶ月間の無料トライアル
それでは詳しく見ていきましょう。
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Money Forwardクラウド経費の基本情報
以下に、Money Forwardクラウド経費の基本情報をまとめました。
会社名 | 株式会社マネーフォワード |
---|---|
料金プラン | ・基本料金+従量課金+オプション料金 ・1ヵ月間の無料トライアル期間あり |
サービス概要 | 経費精算業務を効率化するクラウド型システム |
主な機能 | ・クレジットカードや交通系ICカードなど2,500以上のサービスと連携 ・明細データを自動で取得 ・スマホアプリ対応 ・電子帳簿保存法に対応 ・経費データをグラフ化して分析 |
対象ユーザー | ・中小企業から大企業まで幅広い規模の企業が利用 ・リモートワークや外出が多い企業にもおすすめ |
公式サイト | https://biz.moneyforward.com/expense/ |
Money Forwardクラウド経費は経費精算を効率化しつつ、幅広い企業規模や業務スタイルに対応したシステムであることがわかりました。経理担当者だけでなく、申請する業務課の社員にとっても非常に便利なシステムです。
公式より、主要な機能が3分程度のわかりやすい動画で説明されています↓
Money Forwardクラウド経費の法人向け料金プラン
Money Forwardクラウド経費は、企業の規模やニーズに合わせた柔軟な料金体系を採用しています。
基本料金+従量課金+オプション料金
上記のように構成されているため、無駄なコストを抑えながら導入できます。ここでは、具体的な料金プランや特徴について詳しく解説します。
基本料金+従量課金
プランごとの基本料金に加え、6人以上の場合は人数に応じた従量課金が発生します。以下は、公式サイトでの料金シミュレーション結果です。
人数 | プラン (基本料金) | 従量課金 (500円×人数) | 月額(月契約) | 月額(年契約) |
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1~3人 | スモールビジネス (3,980円) | なし | 3,980円 | 2,980円 |
4~5人 | ビジネス (5,980円) | なし | 5,980円 | 4,980円 |
6人 | 500円 | 6,480円 | 5,480円 | |
10人 | 2,500円 | 8,480円 | 7,480円 | |
15人 | 5,000円 | 10,980円 | 9,980円 | |
20人 | 7,500円 | 13,480円 | 12,480円 | |
25人 | 10,000円 | 15,980円 | 14,980円 | |
30人 | 12,500円 | 18,480円 | 17,480円 | |
35人 | 15,000円 | 20,980円 | 19,980円 | |
40人 | 17,500円 | 23,480円 | 22,480円 | |
45人 | 20,000円 | 25,980円 | 24,980円 | |
50人 | 22,500円 | 28,480円 | 27,480円 | |
51人~ | 個別見積もり ※初期費用が必要 |
利用したいオプションがある場合は、上記に加えてオプション料金が必要となります。
ただし、ビジネスプランには「複雑なワークフロー」や「電子帳簿保存法」への対応機能が標準で含まれています。これらがオプション扱いとなるサービスもある中で、Money Forwardクラウド経費のプランはお得といえるでしょう。
公式サイトで詳細な料金シミュレーションも可能なので、導入前に確認するのもおすすめです。
→公式サイトでシミュレーションしてみる
なお、51人以上で利用する際には初期費用が必要となります。料金体系は「初期費用+月額料金+オプション料金」となり、個別見積もりが必要です。
ただし、51人以上の場合は従量課金がアクティブユーザーのみを対象とするため、利用者数に応じた無駄のない料金設定ができます。
無料トライアル1か月間が用意されている
Money Forwardクラウド経費では、こちら
- クレジットカードの登録が不要
- 無料期間終了後に自動課金されない
- 無料期間中に作成したデータや設定を有料プラン移行後もそのまま使える
MFの他のサービスも同時に無料で使えるので、Money Forwardクラウド経費の強みである「同サービス内の連携」を試したい方にもおすすめです。
Money Forwardクラウド経費の強み
Money Forwardクラウド経費は、経費精算業務を効率化するためのシステムとして多くの企業から支持されています。その理由は、以下のような強みにあります。
- 経費処理をAIで自動化できる
- 中小企業にも導入しやすいコスト設計
- 電子帳簿保存法に対応している
それぞれ詳しく解説します。
経費処理をAIで自動化できる
従来の経費精算は面倒な作業の連続でした。領収書をコピー機でスキャンし、PDFに名前を付けてフォルダに保存し、さらに手作業で科目を分類する…。
Money Forwardクラウド経費なら、この処理がスマートフォンの操作で完結します。領収書を撮影するだけで、OCR技術が金額、日付、店舗名を瞬時に読み取り、電帳法に対応したデータとして自動保存。さらに領収書の内容を分析し、「申請の文脈」を理解して適切な費用科目まで自動で判定します。
筆者は個人事業主としてMoney Forwardクラウド経費アプリを使っていますが、従来は毎月1時間かかっていた経費精算が15分に短縮されました。75%の削減です…本当にありがたい。
中小企業にも導入しやすいコスト設計
中小企業にとって、経費精算ツールの導入にはコスト面のハードルがつきものです。Money Forwardクラウド経費では、使った人数分だけ課金される従量制を採用しており、さらに51人以下の中小企業では初期費用が発生しません。
また、3人までの企業であれば月額2,980円(年契約)というリーズナブルな価格で利用を始めることができます。
コストを抑えながら「大企業並みの効率化」を実現可能。そのままの設定で有料プランに移行可能な無料トライアル
電子帳簿保存法に対応している
電子帳簿保存法に対応するためには、タイムスタンプや電子署名が必須となりますが、Money Forwardクラウド経費ではこれらを自動的に処理できます。マニュアルを読み込む必要がなく、システム任せで法的要件をクリアできるため、導入後もスムーズに運用が可能です。
なお、月額基本料5,980円~のビジネスプランではこの機能がデフォルトで備わっています。
他社のサービスではオプション機能の扱いになっていることもあるため、お得感があります。
経営支援ツールとしてのデータ活用力
Money Forwardクラウド経費は、単なる経費精算ツールにとどまらず、経営支援ツールとしての一面も持ち合わせています。
たとえば、部署ごとの出張費の割合や無駄な支出がリアルタイムで可視化されるため、これらのデータを活用して戦略的な経営判断が可能です。
「数字に基づいた健全な経営」を実現するための強力なツールとなるでしょう。
Money Forwardクラウドのシステム同士を連携しやすい
Money Forwardクラウド経費は、同社が提供する会計ソフトや給与計算ソフトとスムーズに連携できます。たとえば、クラウド会計との統合により、経費データが即座に仕訳処理されます。
他社の製品と連携する際は、
「ちゃんと連携できるか?」
「エラーが起きないか?」
などの心配がつきものですが、Money Forwardクラウドでは同一プラットフォーム上で確実に連携を行えるため、データの一貫性や作業効率の向上に寄与します。
Money Forwardクラウド経費の評判
経費精算システム「Money Forwardクラウド経費」には、高い評価の声がある一方で、改善を求める意見も寄せられています。ここでは、実際の利用企業からの評価をもとに、良い評判と悪い評判を紹介します。
強みと課題の両面を理解することで、導入の際の参考になるでしょう。
Money Forwardクラウド経費の良い評判
Money Forwardクラウド経費は、経費を申請する社員と処理する経理部の社員の両方から、以下のような点で高い評価を得ています。
- スマホからの申請で業務効率を大幅に向上できる
- 使いやすく、操作が簡単
- 面倒なフローがなくなり交通費の申請が楽になった
- 無料トライアルで主要な機能をほとんど試せるのでイメージしやすい
- 安価だし、サブスク感覚で気軽に導入できる
導入企業からは、
「申請から承認まで、これまでにない効率でスムーズに処理できるようになった」
という声が寄せられています。操作の簡単さや自動化の恩恵が特に評価されているようです。
Money Forwardクラウド経費の悪い評判
一方で、以下のような課題が指摘されることもあります。
- 文字認識の精度を改善してほしい
- モバイルアプリが使いにくい
- 電話サポートがないので不便に感じる
「最初の設定が複雑で、導入時に苦労する」
という指摘があります。どのようなシステムを導入する際にも、パワーは必要ですね。また、
「領収書の文字認識を誤ることもあり、手動修正に時間を取られる」
との声もあり、一部では改善を求める意見も見受けられました。ただし、「領収書の文字認識を誤る」という事象は、スマホ側のスペックの問題である可能性も考えられます。
Money Forwardクラウド経費を選ぶ際の注意点
経費精算システムとして高い評価を受けるMoney Forwardクラウド経費ですが、導入を検討する際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
- OCR機能の精度はカメラ性能に依存する
- サポート内容に電話対応は含まれない
- 自社に合った機能を見極める
システムのメリットを最大限活かし、トラブルを防ぐためにも、これらの点を押さえた上で導入することが大切です。
OCR機能の精度はカメラ性能に依存する
領収書のデータを読み取るOCR機能は、スマートフォンのカメラ性能に依存しています。そのため、使用する機種によっては正確に読み取れず、手入力が必要となる場合があります。
また、そもそも領収書の文字がかすれていたり、読みにくい場合にも正確に読み取れないことがあります。
なお、Money Forwardクラウド経費は1か月間の無料トライアル
サポート内容に電話対応は含まれない
Money Forwardクラウド経費のサポートは基本的にメールやチャットが中心で、電話対応はありません。
システム導入時やトラブル発生時に迅速な対応が必要な場合は、テキストコミュニケーションのみのやり取りが自社のニーズに合っているか、事前に確認することをおすすめします。
自社に合った機能を見極める
多機能なシステムですが、企業規模や業務内容によってはオーバースペックになることも。そうならないためにも、導入の前に既存の業務を徹底的に洗い出し、自社に最適な機能(オプション)を選ぶことで、コストパフォーマンスを高められます。
経理全体の業務効率化を進める方法については、以下で詳しく解説しています。
Money Forwardクラウド経費に関するよくある質問
まとめ
Money Forwardクラウド経費についてまとめてみましょう。
- 3人までなら月額2,980円から、4人以上50人以下なら月額5,980円+人数の従量課金で利用できる
- 上記の場合は初期費用なし、1か月間の無料トライアル
あり - スマホアプリから簡単に撮影・申請できる
- 電子帳簿保存法に標準対応
この記事が、貴社の導入検討に役立てば幸いです。